インテルが第3世代データセンターCPU 5G時代の新課題「データ・デバイド」を解消

5Gインフラも主要ターゲットの1つにするデータセンター向けCPUの第3世代モデルをインテルが発表した。最大の特徴は、ディープラーニング機能の強化。ネットワーク性能が向上した新FPGAも投入する。

「データ・デバイドに日本企業が陥るようなことにはしたくない」。インテル 代表取締役社長の鈴木国正氏は2020年6月23日、オンラインで開催したプレスセミナーでこう述べた。

データ・デバイドとは、5G/IoTの進展などでさらに急増するデータをうまく活用できる企業と、活用できない企業との間に生まれる“格差”のこと。デジタル時代の新たな課題になっていくという。

データ・デバイドがこれから課題になっていくという
データ・デバイドがこれから課題になっていくという

インテルではこのデジタル・デバイドを解消するため、デジタル・トランスフォーメーション(DX)をよりデータ中心に考える「データ・セントリック・トランスフォーメーション(DcX)」という方向性を打ち出している。

そして、このDcX推進のため、インテルが開発に注力しているテクノロジー分野は3つある。

DcXの概要。DXより攻めのビジネスを行っていくものだという
DcXの概要。DXよりも攻めのビジネスを行っていくためのものだという

1つめはAI。「様々な角度からAIに投資している」と鈴木氏は説明した。2つめは5G/ネットワーク変革。「楽天の世界初のクラウドネイティブなネットワークが象徴的だが、いろいろ意味でのクラウドシフトを進めていきたい」。3つめはインテリジェント・エッジで、これはクラウドと連携したエッジのことだ。

今回のプレスセミナーで発表された「第3世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー」は、AIと5G/ネットワーク変革の両分野での成果が盛り込まれた新製品だ。

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