富士ゼロックス、中小企業向けNWアウトソーシングサービスを進化

富士ゼロックスは2020年5月27日、セキュアなネットワーク環境の構築と運用管理を包括的に支援する、中小企業向けアウトソーシングサービス「beat」の最上位サービス「beat/basic サービス」を、IPoE方式による接続と、クラウドサービスへのVPN接続でクラウド活用を促進するサービスへと進化させたと発表した。

従来のインターネット接続方式よりも通信容量が大きいIPoE方式に標準対応したため、アクセスが集中する時間帯でも安定した通信品質を提供することが可能。

また、オプションでMicrosoft Windows Update専用の通信経路を設けることで、通信負荷のかかるプログラム更新時でも業務に支障をきたすことなく、快適なネットワーク環境を構築できるとしている。

さらに、サービスを導入した社内ネットワークとクラウドサービスをVPN接続することで、クラウド環境を安全に利用できる。基幹システムや情報資産をクラウド環境へ移行する場合、社内ネットワークとクラウドサービスとの通信経路の安全性が重要になる。beat/basic サービスでは、クラウドサービスへの通信経路を暗号化するVPN接続機能と、通信データに対するウイルスチェック機能により、強固なセキュリティ環境でクラウドサービスを利用することが可能になるという。


beat/basicサービス 概要図

標準価格は、「beat/basic サービス」が1万9800円/月(標準で100ユーザーまで利用可能)。beat/basic サービスが契約された複数拠点をVPN接続し、広域ネットワークを構築するオプションサービス「beat 複数拠点接続 サービス」が8000円/月。beat/basic サービス(ハブ拠点)にVPN接続し、スター型の広域ネットワークを構築、IPoE接続機能を標準搭載するサービス「beat/branch サービス」が1万3800円/月となる。

なお、サービスの利用には別途、初期設置作業費用が必要。またオプション追加により最大500名まで利用可能。

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