クラウド時代、ジュニパーが注力する5つのソリューションとは?

「我々のすべての顧客に影響を与えている、最も大きなトレンドがクラウドだ」。米ジュニパーネットワークスで上席副社長 兼 最高マーケティング責任者を務めるマイク・マーセリン氏はこう言うが、このトレンドに対応するため、ジュニパーは何に注力しているのか。マーセリン氏は5つのソリューションを挙げた。

ジュニパーが現在力を入れているソリューションの1つめは400Gだ。ジュニパーは400Gをサポートする2つのシリコン、「Juniper Triton Silicon」と「Juniper Penta Silicon」を新開発。すでに、これらシリコンを搭載した製品の出荷を開始している。

「我々は業界で初めて400Gの製品を出荷した。どちらのシリコンも電力効率が非常に高く、高性能だ。また、チップにネイティブでMACsecのセキュリティ機能が組み込まれている」

クラウド化の加速などを背景に、クラウドプロバイダーや通信事業者はすでに400Gを必要としており、「2020年から400Gの採用は広がっていくだろう」とマーセリン氏は話す。

400Gをサポートするジュニパーの2つのシリコン
400Gをサポートするジュニパーの2つのシリコン

2つめは5G分野だ。なかでもジュニパーがフォーカスするのは、5G時代に大きく広がると目されているTelcoクラウドの領域である。

「レッドハットと共同で、事前検証済みのTelcoクラウドソリューションを提供する予定だ。ネットワークとオーケストレーションに関しては当社が多くを担当し、コンピュートとストレージはレッドハットとなっている」

さらにエリクソンと組み、エンドツーエンドでの5Gネットワークソリューションも用意している。「エリクソンがRAN(Radio Access Network)を担当し、これを活用してエンドツーエンドでのネットワークのマネジメントとオーケストレーションが可能になっている」

レッドハットと共同で取り組むTelcoクラウド
レッドハットと共同で取り組むTelcoクラウド

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