NTTドコモは2019年10月1日、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Office 365」におけるチームコラボレーションのハブである「Microsoft Teams」（以下、Teams）に、固定電話や内線電話等の従来の電話システムを接続させるクラウド型電話ソリューションの提供を開始した。

Teamsのアプリを入れたPCやスマートフォン、タブレットから、固定電話番号で発着信が行えるほか、ドコモが提供する全国型モバイル内線サービス「オフィスリンク」を含む従来の電話システムとTeamsの音声通話サービスを接続し、相互通話も可能となる。

Microsoft Teamsアプリと固定電話・携帯電話との通話が可能

これにより、自宅や出張先など場所を選ばずPCやスマートフォン、タブレットから会社の電話番号を利用した発着信が可能になるため、在宅勤務やリモートオフィス勤務などの多様な勤務形態の導入、働き方改革を通じた生産性の向上が期待できるとしている。

なお、Teamsと既存の電話システムを接続するのに必要な仲介装置（SBC）は、Microsoft Azure上に設置されるため、ユーザー拠点で設置・運用する機器も最小限で済むことも本ソリューションのメリットだ。

提供価格は個別見積り。なお、実証環境の構築パッケージ（参考価格80万円～）も準備している。