e-Janネットワークスは2019年9月27日、テレワークプラットフォームのメジャーアップデートを発表した。最新版となる「CACHATTO V6」の提供を10月より開始する。
官公庁のBYODでも高い評価CACHATTOは、社外の端末から、社内クラウドの業務システムに安全にアクセスできるリモートアクセスサービス。環境省、経済産業省などの官公庁や大手企業を中心に順調に売り上げを伸ばし、現在は約53万ユーザーに利用されている。
企業以外にも中央官庁・自治体も採用しているという
理由はセキュリティの高さにある。VDI(仮想デスクトップ)のように社内にあるPCの映像を転送するのではなく、端末のローカルに仮想ワークスペースを生成しその中からCACHATTOサーバーを経由して各種業務リソースにダイレクトにアクセスするため、端末にデータが残らない。
通信については、VPNを使わずにクラウド上の中継点でやり取りし、ファイアウォールに対して外向きのHTTPS通信しか発生させないことで、端末のセキュリティリスクが社内に持ち込まれる可能性を極小化するという。また、MDM(モバイルデバイス管理)ツールが不要であることからもBYODに最適だ。
BYODで高い評価を受ける3つの理由
このほか、業務リソースに直接アクセスするので社内にPCが不要で、社内サーバーに大きなリソースを用意する必要が無く、アカウントごとにアクセスできる業務リソースを設定できるなど様々なメリットがある。
テレワークに最適な多彩な特徴
新バージョンは「突発テレワーク」に対応 ここまでは現バージョンのCACHATTOでも提供されている機能。10月にリリースするCACHATTO V6では、私物のPCからより簡単・安全にログインするための新機能「CACHATTO SmartLogin」が新たに提供される。PCに表示されたQRコードを、スマホのCACHATTOから読み込むだけで認証が完了するというものだ。従来のようにログインの度にアカウント情報を入力する必要が無く、PCにアカウント情報が残らないことなどからセキュアに利用できる。
スマホでQRコードを読み込むだけでログインできる
スマホでログインすることで安全に利用可能
PCに表示されたQRコードをスマホで読み込むだけで簡単にログイン
ログイン後の画面。仮想ワークスペースのため端末にデータが残らない
ログアウト時に、このワークスペース上のデータは消去される
また、労務管理支援機能やメールのUI/UX強化、Officeファイルの編集を可能にするなど、柔軟な働き方を支援するための機能強化・追加も行った。
その他の新機能