貸会議室を企画運営するティーケーピー(TKP)は2010年10月6日、NECとの連携によりテレプレゼンス会議サービスを10月15日から開始すると発表した。
「テレプレゼンス」とは、高解像度の映像や高品質な音声などを利用し、遠隔地のメンバーとその場で対面しているかのような臨場感を提供するもの。TKPは全国で約500室、3万1000席以上の会議室運営を行っており、NECとの連携により、テレプレゼンス会議サービスを東京大手町と大阪梅田の2拠点で提供する。
サービス提供には、タンバーグ製のテレプレゼンス機器とNECディスプレイのモニターを使用。回線には、NTTコミュニケーションズが提供する閉域ネットワークサービスの「Group-Ether」を利用し、ネットワーク回線の冗長化並びにセキュリティを確保する。会議室内の什器については、コクヨファニチャーが製造する遠隔会議用家具「TRANSET」を使用し、これをベースにNECが、高品質の音声を伝えられるよう最適化したスピーカーシステムを組み込んだ本サービス専用机や、会議メンバー双方がネットワーク上で共有した資料に同時に書き込みをすることができる電子黒板機能をTKP貸会議室の設備として提供する。
利用料金は1回3時間の利用で4万2000円からとなっている。