NTTドコモは2019年7月26日、2019年度第1四半期決算説明会を開催した。その席上、5Gプレサービスの詳細が明らかにされた。

ドコモは、「ラグビーワールドカップ2019　日本大会」に合わせて、9月20日より5Gプレサービスの提供を開始する。

9月20日の「ラグビーワールドカップ 2019」の開幕に合わせて、5Gプレサービスを提供する

東京スタジアム、横浜国際総合競技場、東大阪市花園ラグビー場など全国8会場のスタジアムを5Gエリア化、スタジアムで観戦しながら、手元の5G端末を使って試合の多視点映像や選手情報などの付加情報を同時に楽しめる「マルチアングル視聴」を実施する。ただ、これは一般の観客は利用できないという。また、一部報道機関向けには、スタジアムで撮影した報道写真を5G端末でアップロードする「報道写真のアップロード」を提供する。

スタジアムで試合を観戦しながら、手元の5G端末で多視点映像などを楽しめる

一般ユーザー向けには、「ベルサール汐留」（東京都港区）のライブビューイング会場において、5Gを体験できる環境を用意する。具体的には、9月20日のロシア戦（開幕戦）と10月13日のスコットランド戦の試合映像を、5Gネットワークを通じて会場に伝送し、大画面に映し出す。多視点映像や音声といった大容量の情報も低遅延で伝送できるため、スタジアムから離れた場所でも迫力ある試合観戦を可能にする。

ライブビューイング会場でもマルチアングル視聴などを体験できる

また、ライブビューイングで試合観戦をしながら、5G端末で多視点映像をリアルタイムに楽しめる。

ライブビューイングのシステムイメージ

なお、パブリックビューイングは2試合で合計約600名の予定。特設サイトから8月20日より申込を受け付ける。

このほか、マルチアングル視聴など、5Gを疑似体験できるブースを全国16カ所の試合会場および「ファンゾーン」に開設する予定だ。