OKIがビデオ会議「Visual Nexus」の新バージョンを発売、遠隔セミナー用モード等を追加

OKIは2010年9月30日、同社のビデオ会議システム「Visual Nexus(ビジュアルネクサス)」の機能を強化した「Visual Nexus ver4.2」の販売を開始した。遠隔セミナーや講演に利用する「レクチャーモード」を追加したほか、他社のビデオ会議専用端末との互換性も強化した。

「レクチャーモード」は、最近のビデオ会議システムの用途の広がりに対応したものだ。遠隔地のオフィスとの会議に用いる一般的な使い方に加え、セミナーや講演での利用が広まっており、これに最適な画面レイアウトと質疑応答セッションを実現する機能を追加した。

レクチャーモードでは、講師は複数拠点の受講生の様子が確認できる映像を、受講生は講師の映像を見ながら講義が進行できるよう、それぞれ異なった画面を提供。講師はWebベースの管理画面(Visual Nexus Online)上で受講生への発言許可を与えることができ、受講生の見ている画面が自動的に講師と指定された受講生の映像に切り替わる。受講生がVisual Nexus専用のPCクライアントを使用している場合は、画面上の「挙手」ボタンをクリックすることで発言要求を行うことができる。講師は、同時に複数の受講生に発言許可を与えることもでき、受講生は講師と発言許可をされた受講生の映像を見ながら質疑応答のやり取りに参加することができる。

図表:レクチャーモードの利用イメージ(出典:OKI)

また、CDの音声に相当する音質を実現する高音質音声符号化方式のMPEG-4 AAC-LCと、Polycom Siren 14/G 722.1Cを搭載。ソニー、ポリコム、ライフサイズなど各社のビデオ会議専用端末との高音質音声での接続を可能にした。映像面では、Visual Nexusのデータ共有方式「H.239」で使用できる映像符号化方式に、高画質なHD対応のビデオ会議専用端末で一般的となったH.264を追加。映像・音声・データ共有のすべての要素でHD対応ビデオ会議専用端末と同等の機能・互換性を実現した。

販売価格は、HD対応システム構成(サーバ+クライアント)で10拠点への導入の場合、463万円(税別)からとなっている。

関連リンク

RELATED ARTICLE関連記事

SPECIAL TOPICスペシャルトピック

スペシャルトピック一覧

NEW ARTICLES新着記事

記事一覧

FEATURE特集

WHITE PAPERホワイトペーパー

ホワイトペーパー一覧
×
無料会員登録

無料会員登録をすると、本サイトのすべての記事を閲覧いただけます。
また、最新記事やイベント・セミナーの情報など、ビジネスに役立つ情報を掲載したメールマガジンをお届けいたします。