NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクをはじめとする世界の大手通信事業者とベンダーらは2019年2月22日、O-RAN Allianceのフロントホール仕様を採用、あるいは採用を検討すると発表した。
O-RAN(Open Radio Access Network) Allianceは、オープンでインテリジェントな次世代の無線アクセスネットワークの推進を目的に活動している業界団体。
O-RANフロントホール仕様では、リモート設置型基地局において、様々なベンダーの親局と無線子局を相互接続するマルチベンダー無線アクセスネットワーク(RAN)を実現できる。
今回の発表に名を連ねたのは、NTTドコモ、AT&T、Bharti Airtel、チャイナモバイル、チャイナテレコム、ドイツテレコム、KDDI、KT、オレンジ、SKテレコム、ソフトバンク、テレフォニカ、TIM、ベライゾン、シスコシステムズ、富士通、HFR Networks、インテル、キーサイト・テクノロジー、Mavenir、NEC、ノキア、Pivotal Commware、ラディシス、サムスン電子、SOLiD、VIAVIの各社。
各ベンダーはO-RANフロントホール仕様に準拠した製品の開発に着手し、異なるベンダー間の相互接続試験を開始、もしくは計画している。また、通信事業者は2019年以降にそれら製品を用いた試験を開始し、5Gの商用ネットワークに導入していくという。