NECは2010年9月17日、統合脅威管理(UTM)アプライアンス「UNIVERGE UnifiedWall(ユニバージュ ユニファイドウォール)」の新製品を発売した。UNIVERGE UnifiedWallは、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが提供するネットワークセキュリリティソフトウェアをNEC製のハードウェアに搭載したアプライアンス製品で、セキュリティ機能を柔軟に拡張できる新モデル4機種を追加した。
「UNIVERGE UnifiedWall 100」「UNIVERGE UnifiedWall 1100」の外観 |
今回発売する新製品には、チェック・ポイントの最新セキュリティソフトウェア「Check Point R71」を搭載した。ファイアウォール、VPN、侵入防御(IPS)、ウイルス対策、URLフィルタリングなど複数のセキュリティ機能を、ユーザーが要件に応じて選択して利用することができる。初期導入時には最小限の機能のみ利用することでライセンス費用を抑え、必要に応じて柔軟に機能を拡張していくといった導入の仕方が可能になる。ファイアウォールの処理性能(スループット)も、従来機種に比べて最大で2.5倍向上しているという。
また、新製品のラインナップには、企業の支店や支社、中小規模オフィスに適したエントリーモデル「UNIVERGE UnifiedWall 100」も追加した。上位モデルと同様に複数のセキュリティ機能を備えており、総合的なセキュリティ対策を低コストで実現できる。新製品の主な使用と希望小売価格は下記の通り。
図表:新製品の主な仕様と希望小売価格(税別) |