チャイナモバイルとNTTドコモは2018年6月26日、異なるベンダー間においてSIMを差し替えることなく、ドコモの電話番号からチャイナモバイルの電話番号に入れ替えられるeSIMソリューションを商用化すると発表した。7月2日からドコモが受付を開始する。
両社によると、異なる通信事業者間でeSIMを書き換える場合、従来は同じベンダーのeSIMを採用していることが条件だった。しかし、GSMA3.1仕様に準拠した同ソリューションにより、異なるベンダーを採用する通信事業者間でもeSIMを書き換えられる。これは、世界初のマルチベンダー間eSIM連携システムになるという。
このeSIMソリューションを利用すると、日本から中国に製品を輸出している企業は、各種IoT機器に組み込んだドコモのSIMを抜き差しすることなく、チャイナモバイルのネットワークに切り替えられる。切り替え前後の保守や運用については、ドコモがワンストップでサポートする。
eSIMソリューションのサービスイメージ