最先端のワイヤレスソリューションが一堂に集結する国内最大規模の専門イベント「ワイヤレスジャパン/ワイヤレスIoT EXPO」(http://www.wjexpo.com)が今週5月23日~25日、東京ビッグサイトで開催される。
本格的に立ち上がり始めたIoT市場、いよいよ商用化の足音が近づいてきた5Gと、まさに今、“変転のとき”を迎えているワイヤレスソリューションの最前線を一望できる必見イベントだ。早速、今年の見どころを紹介していこう。
昨年に引き続き、最大の目玉の1つとなるのが、低コスト・低消費電力・長距離通信を特徴とするIoT向けワイヤレス通信「LPWA」だ。特設ゾーン「LPWAフェスタ in ワイヤレスIoT EXPO」に、LPWAの2大陣営であるLoRaWANとSigfoxはもちろん、さらに独自方式のLPWAを展開するベンダーたちも参戦する。
出展するのは、アズビル金門、アドバンテック、EASEL、STマイクロエレクトロニクス、大井電気、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)、スカイリーネットワークス、ソニーセミコンダクタソリューションズ、NISSHA、Braveridge、マクニカネットワークス、ラピスセミコンダクタの12社。
実証実験が中心だった昨年とは打って変わり、実導入のフェーズに入ったLPWAの“現在”はどうなっているのか。LPWAフェスタを見ないと、LPWAビジネスのこれからを語ることはできない。
働き方改革×IoTやAIデータ分析も注力テーマ新企画も用意された。特設ゾーン「働き方改革×IoT」だ。ワイヤレスIoTの活用により、どんな新しいワークスタイルを実現できるのか。働き方改革ソリューションの最新動向を紹介する。
AIによるデータ分析・活用にフォーカスしたセミナーや展示に注力している点も今年の特徴だ。通信ネットワークだけではなく、トータルにIoTのポイントを把握できる。
至近距離で高速大容量の通信が行えるTransferJet、ホームIoT等の有力手段としてもニーズ高まるBluetooth、IoTでもやはり重要な役割を担うWi-Fiを中心に、近距離無線の展示も充実だ。
さらに、大規模ブースを構えるOKI、NTTコミュニケーションズ、NTT東日本、Wi-SUNアライアンス等が一体どのような最新ワイヤレスソリューションを展示するのかにも、大いに期待が高まる。
3キャリアのリーダー登壇!注目講演も目白押し併催の「ワイヤレス・テクノロジー・パーク」との共同企画で行われる基調講演にも大注目だ。
「5G最前線!リーダーズ・ビジョン」と題した開催初日の基調講演には、NTTドコモの吉澤和弘社長、KDDI総合研究所の中島康之所長、ソフトバンクの宮川潤一副社長のほか、主要5GベンダーであるNEC、ファーウェイ、インテル、富士通のリーダーたちが登壇。5Gの実像やそのビジネスインパクトを語る。
続く2日目の基調講演も豪華だ。「IoT、A I、コネクテッドカーでワイヤレスの未来を拓く」という全体テーマのもと、トヨタ自動車、OKI、KCCS、ソニーセミコンダクタソリューションズ、SAS Institute Japan、日本アイ・ビー・エムのキーパーソンが講演する。
このほか、展示会場内の特設セミナー会場でも、IoT、LPWA、近距離無線、Android、MVNO、エネルギーハーベスティング、携帯電話ビジネスなどをテーマに多数の講演が行われるので、ぜひWebサイトで詳細をチェックしておきたい。
このように今年も注目の展示や講演が目白押しのワイヤレスジャパン/ワイヤレスIoT EXPO。IoT時代へのシフトを加速させたいビジネスパーソンなら、絶対に参加したいイベントだ。