NECは2018年4月25日、5Gサービスの商用化に向けた5G基地局装置の制御部の提供について、NTTドコモと合意した。
NECは、2015年2月からドコモに高密度基地局装置を納入しており、ドコモは「高度化C-RANアーキテクチャ」に対応した基地局制御部として活用。ソフトウェアアップグレードにより、LTEからLTE-Advancedへの高度化も実現してきた。
この高密度基地局装置を最大限に活用するため、NECはソフトウェアアップグレードの最小限のハードウェア置換により、5Gへ対応するための開発を進める。
NTTドコモ 取締役常務執行役員の中村寛氏は、「ドコモの5G商用サービスは、既存の通信設備を最大限に活用して効率的に導入・展開する予定」としたうえで、今回の合意について「この方針に合致するもの」とコメントしている。