富士通は2018年2月26日、5Gの商用サービス開始を目指した基地局制御装置のハードウェア提供について、NTTドコモと合意したと発表した。
既存の3G/LTE/LTE-Advanced方式の基地局制御装置に対して、5Gに対応するための最小限のハードウェア交換と、ソフトウェア変更を行うことで、3G/LTE/LTE-Advanced方式との同時運用による柔軟なエリア構築が可能な5Gネットワークの実現を支援するという。NTTドコモは、5G商用サービスのスムーズな展開のため、既存装置を活用した5Gネットワークの実現を目指している。
また、富士通は今後、SDR技術を用いて、既存の基地局制御装置のソフトウェアを機能拡張することでも、5G商用ネットワークの早期実現に貢献するとしている。SDR(Software Defined Radio)は、ソフトウェアにより無線機能の実装や変更が可能な技術のこと。
5Gに対応させる既存の基地局制御装置