中国OPPOが日本市場に参入――SIMフリースマホ「R11s」を2月9日発売

中国のスマートフォンメーカーOPPOの日本法人OPPO Japanは2018年1月31日に記者発表会を開催、日本市場参入第一弾となるSIMフリースマホ「R11s」を2月9日より発売開始すると発表した。

迅速に市場ニーズ対応するビジネスモデルで日本市場も開拓する

「健全な企業経営で長い歴史を作っていくことが我々の目指すビジョンの1つ。その実現のために日本市場に参入することが重要な一歩となる」。発表会に登壇したOPPO Japan代表取締役の鄧宇辰(トウ・ウシン)氏はこう抱負を語った。

OPPO Japan取締役の河野謙三氏(左から2人目)、同代表取締役の鄧宇辰氏(同3人目)

OPPOは2004に設立され、08年に携帯電話事業に参入した比較的若い企業だが、グローバルで4位、アジアで1位のシェアを持つ。これまでに参入した国では、マーケットや文化、価値観を尊重するとともに固有のニーズを理解し、組織をフラット化して意思・決定のスピードを上げることで、迅速に市場ニーズに対応してきた。こうしたビジネスモデルにより、参入後2~3年という短期間でトップブランドになることができたという。

スマホについては、自らの製品を“カメラフォン”と呼ぶように、特にカメラ機能に注力している。「ビューティーモード(撮影した人物をより美しく見えるように加工する)」を2012年に初めて対応したほか、14年には5000万画素カメラを搭載するなど、「カメラに強いスマートフォンブランドというイメージが浸透している」とOPPO Japan取締役の河野謙三氏は話す。

今回投入するR11sはフラッグシップモデルのRシリーズの最新機種で、グローバルでは昨年11月に発売された。

「R11s」はカメラや生体認証、充電などの機能が充実している

6.01インチのディスプレイはアスペクト比18:9のフルスクリーンで、臨場感のある映像を楽しめる。カメラは、2000万画素+1600万画素のデュアルカメラと2000万画素のインカメラを搭載する。インカメラのビューティーモードはAI(人工知能)を活用し、膨大なデータベースを基に顔の特徴を254のポイントで取得。性別や年齢、肌のきめ、肌の色、表情など複数の要素から分析し、それぞれのユーザーに最適な補正を行う。

カメラと並びOPPOが強みとするのが急速充電技術「VOCCフラッシュチャージ」で、5分間の充電で2時間の通話が可能だ。

カラーはシャンパーニュ、ブラック、レッドの3色。価格は5万9800円(税別)で、ビックカメラとヨドバシカメラで取り扱う。

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