沖電線は2017年12月1日より、産業用オープンネットワークの1つである「EtherCAT P」に対応したケーブル「ECP」シリーズを販売開始する。
「ECP」シリーズ |
EtherCAT Pは、イーサネット方式を採用した産業用ネットワークのひとつ。通信ラインと電源ラインを1本のイーサネットケーブルに統合することから、従来の配線と比較して、省スペース、作業工数の削減、機器の小型化につながるものとして注目を集めている。
沖電線が発表したECPシリーズには、汎用的な「固定配線用」(販売時期:2017年12月)と、繰り返しの曲げに対する耐久性を備えた「可動配線用」(販売時期:2018年2月)がある。EtherCAT P規格に準拠し、100Mbpsの通信と2系統の電源供給(DC24V/3A)に対応している。
細径タイプは、標準タイプに比べ20%の細径化を図っており、取り回し性の向上を実現。また、可動配線用は屈曲耐久性を備えており、ロボットや産業機器などの可動機構部への配線が可能だという。
「ECP」シリーズの主な仕様 |