ソフトバンクは2017年11月1日、ファーウェイとロボットにおける5Gの活用に向けた実証実験を行うと発表した。2018年から実施する予定。
実験では、ロボットにおける5Gの大容量通信や超低遅延通信の活用方法を検証する。5Gを活用することで、データの処理などをクラウドで行えるため、ロボット本体には高性能なCPUなどが不要になり、ロボット本体の小型化や低コスト化が可能になるという。また、他のロボットとのデータ共有が容易になることで、機械学習やAIの進化をさらに促進させるとしている。
実験には、ソフトバンクが開発した箱型自律走行ロボット「CUBEくん」「木箱くん」を活用する。両ロボットは、制御する際に必要な様々な情報処理を分散して効率的に行うROS(Robot Operating System)を採用して自社で設計をしているため、5Gのネットワークを通じてロボットを制御する今回の実験に適しているという。