NECは2017年10月16日、「働き方見える化サービス」と「自動応答ソリューション」の強化を発表した。
働き方見える化サービスは、自宅や外出先でのテレワークやオフィスにおける勤務状況のデータ収集と可視化が行えるサービス。従来のサービスを継承する「Standard版」とより高機能な「Advanced版」を用意した。
Standard版では、Office 365のスケジューラと連携して業務タスクを自動登録でき、業務計画申請を簡易化できるほか、アプリケーション別／業務タスク別に個人単位での集計が行える。Advanced版では、Standard版の機能に加え、組織単位でアプリケーション利用／ファイル利用／業務タスク／残業状況を把握できる集計機能も提供する。
1アカウント当たりの月額費用は、Standard版が500円、Advanced版が980円。10月30日から提供開始する。
「Advanced版」の集計画面（見える化ダッシュボード）
一方、自動応答ソリューションについては、今回新たにクラウド型の「自動応答サービス」を用意した。従来オンプレミス型のみだった。
自動応答サービスは、従業員からの問い合わせ業務を行うヘルプデスクなどの効率化が図れるサービス。問い合わせ内容のテキスト文を「テキスト含意認識技術」で分析し、質問内容の意味を踏まえて、Q&Aデータから精度の高い回答を抽出することができる。このため、回答者の回答品質向上や、問い合わせ対応工数の削減、回答待ち時間の削減などの導入効果が期待できるという。
さらに、単純な質問については、オペレータを介さずに自動応答することも可能なため、回答者はより複雑な質問への対応に集中できるとしている。
自動応答サービスの月額費用は43万円（初期構築費も別途必要）。10月30日から提供開始する。
「自動応答サービス」の社内ヘルプデスクでの利用例
