NECネッツエスアイ（NESIC）は2017年8月29日、米Silver Peak Systemと販売代理店契約を締結し、同社のSD-WANソリューション「SilverPeak Unity EdgeConnect」を同日から販売開始すると発表した。
同ソリューションのターゲットは、クラウド化を進める企業やグローバル拠点を持つ製造業、金融業、サービス事業者など。初年度100拠点への導入を目指す。日本企業の海外拠点の導入においては、NESICのパートナー企業である日本NCRが一次窓口となり、日本NCRの親会社であるNCRコーポレーション（本社：米国ジョージア州）が世界180カ国でのSilverPeak Unity EdgeConnectの構築・保守・サポートを提供するという。
SilverPeak Unity EdgeConnectについて、NESICは3つの特徴を挙げる。
1つはアプリケーションベースの通信コントロールだ。IPアドレス、ポート番号、DPIに加え、SilverPeak独自のFirstPacketIQという機能を使ってアプリケーション認識を行う。それにより、通常のルーターでは実現できなかったアプリケーションごとの通信制御、特定のアプリケーションを拠点から直接インターネットへアクセスさせて実行するInternetBreakOutなどの高度な処理ができるという。
2つめはWAN高速化と回線品質の向上。WAN上を流れるデータを圧縮して転送するとともに、一度受信したデータの繰り返し送信を排除することで高速化を実現した。またエラー訂正技術でパケット再送を削減することで、ベストエフォート回線品質を向上させている。
3つめは柔軟な導入形式だ。シンプルなEdgeルーター型、既存環境を変更することなく導入できるInline Bridge型など、様々なネットワークの接続形態をサポートしているという。
| Unity EdgeConnectのハードウェアラインナップ |
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