テクマトリックスは2017年8月25日、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Office 365」宛ての通信を自動制御するサービス「Office 365トラフィック制御サービス」を提供すると発表した。パロアルトネットワークスの次世代ファイアウォールと、自社のクラウドサービス「テクマクラウドO365ソリューション for Palo Alto」との連携により提供する。
Office 365を利用するにあたって、セキュリティ対策の観点からOffice 365の通信だけを許可して、他のWebメールやオフィス系サービス、外部ストレージ等の通信をブロックしたい場合、Office 365のURL/IPアドレスリストだけをファイアウォールやプロキシで許可することで、通信を制御できる。だが、マイクロソフトが提供するURL/IPアドレスリストは更新頻度が高く、手動で更新・運用するのが難しいという課題があった。
そこで、テクマトリックスの「テクマクラウドO365ソリューションfor Palo Alto」では、Office 365のURL/IPアドレスリストをパロアルトネットワークスの次世代ファイアウォールが識別できる形で提供し、これを次世代ファイアウォールが自動反映させることによって、Office 365通信制御の運用上の課題を解決する。
本サービスの構成イメージ
サービスの価格は年間48万円から(クラウドサービス利用費、アプリケーション費用を含む)。