ソフトバンクは2017年8月8日、NB-IoTやCat-M1など、3GPP リリース13に準拠した次世代IoT通信方式を搭載した通信ボードの開発に着手したと発表した。2018年度中の商用化を目指し、検針業務の合理化やガス容器配送の効率化などの付加価値サービスを実現したい考えだ。
開発する通信ボードは、LPガスメーターからのデータ取得・活用を目的にしたもの。NB-IoTやCat-M1に加え、現在ガスメーターとの接続に使われているNラインおよびUバスのインターフェースも有する。さらに、バケツリレー方式の多段中継通信が可能なガスメーター間向けの920MHz帯無線であるUバスエアにも対応する。
モバイル通信とローカルネットワークの両方の無線通信に対応するため、さまざまな運用形態に対応できるという。また、アンテナ内蔵のため、ガスメーターの取り付け施工に配慮した設計にもなっているとのこと。
次世代IoT通信方式を搭載した通信ボードからの接続イメージ