京セラコミュニケーションシステムは、第一環境、アズビル金門、KDDIとともに「SIGFOX自動検針コンソーシアム」を結成。同コンソーシアムは2017年3月30日から、姫路市水道局協力のもと市内島しょ部でにおいて、SIGFOXを活用した自動検針システムの導入・実用に向けて準備を進めていると発表した。
水道メーターの検針は従来より、特定小電力無線を利用してメーターの至近距離から無線対応ハンディターミナルで指針値データを受信する方式が用いられてきた。しかし、離島や山間部などの遠隔地は現地まで出向くことが難しい。LTEを用いる方法も技術的には可能だが、通信・運用コストや電池寿命などの課題があった。
今回の取り組みは、低消費電力で広域通信可能なSIGFOXを活用することで、これまでの課題を乗り越える。ガス業界も同様の課題を抱えていることから、ガス検針の自動化も併せて取り組む予定だという。