日本ラドウェアは2017年3月29日、オンプレミスとパブリッククラウドの両環境の一元管理が可能なフルマネージドDDoS攻撃防御サービスの提供を開始すると発表した。現在はAWSでホストされたアプリケーション向けが利用可能で、2017年第2四半期にはAzureでも利用可能になる予定。
同サービスは、オンプレミスとパブリッククラウド環境を組み合わせてアプリケーションをホストする企業に、一貫性のあるセキュリティポリシーとシングルペインによる管理を提供するもの。また、緊急対策チームと問い合わせ窓口、統合型Webセキュリティポータル、レポートツールも含まれる。
ラドウェアのクラウドサービス担当副社長であるHaim Zelikovsky氏は、「より多くの企業がハイブリッドクラウド環境を選択し、それを実現するインフラの複雑さが増大しているため、オンプレミスとクラウドの両方にわたるセキュリティソリューションが必要になっている」と指摘。
そのうえで、「私どものDDoS攻撃防御サービスでは、複雑な混在環境に対応でき、データセンターとパブリッククラウドにホストされたアプリケーションの両方を、あらゆるDDoS攻撃から防御できる。企業は、アプリケーションの格納場所を問わず、シングルペインによる管理で脅威を監視、緩和することが可能だ」と述べている。