KDDIは2017年3月24日、LTEによるドローンの自律飛行を可能にする「4G LTE運航管理システム」を、テラドローンと共同開発したと発表した。4月から同システムを用いた実証実験を実施する。
KDDIとテラドローンが共同開発した「4G LTE運航管理システム」
今回、KDDIとテラドローンが共同開発した4G LTE運航管理システムは、LTEを活用した様々なドローンソリューションを実現する「スマートドローンプラットフォーム」の第一次開発にあたり、同システムによって人口カバー率99％超のKDDIのLTEエリアにおけるドローンの自律飛行が可能になる。また、ドローンで取得した映像・測量データをリアルタイムに送信することも可能だ。4月から開始する実証実験では、インフラ点検等、さまざまなソリューションを想定した検証を行う。
KDDI等は今後、より安全なドローンの遠隔操作と自律飛行の実現に向けて、ドローン機体や3次元地図、運航管理、クラウドの開発も進めていく計画。
なお、東京都渋谷区に本社を置くテラドーンは、国内外でドローン（UAV）ソリューション・ソフトウェア事業を展開する企業。2016年後半より独自のドローン運航管理システム（UTM）を構築・運用を開始しており、スマートドローンによるトータルソリューションを2017年より提供する予定にしている。
