富士通九州ネットワークテクノロジーズ(QNET)は2016年1月17日、LoRaを採用した通信ユニットをIoTプラットフォームパッケージ「QNET SensorNetworks IoT Platform(QSIP)」のラインナップに追加すると発表した。
QSIPは、センサーノードユニットの提供を含め、センサーネットワークの構築・監視・制御を行う運用システムや、収集したセンサー情報を活用できるIoTアプリなどから成るIoTプラットフォームパッケージ。これまで、マンホール内の水位を測定するセンサー装置など、様々な分野で採用されているという。
同社は、マンホール環境や市街地など、多様な環境でLoRaの実証実験を行い、LoRa技術の実用性を確認できたとして、今回、QSIPにLoRa通信ユニットを新たにラインナップに加えた。
防水型センサーノード(左)と屋外用ゲートウェイ | |
LoRaの利用シーンとしては、「①マンホール環境など無線環境的に厳しい場所でのセンシング」「②山中や海上など広域なエリアでのセンシング」「③携帯網などの不感地帯におけるセンシングエリア拡大」などを想定しているという。
システムイメージ |