キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は2017年1月17日、同社が開発・販売しているWeb会議「IC3(アイシーキューブ)」のクラウドサービスを販売開始した。
同社によれば、一般的にWeb会議サービスで使われる帯域自動調整機能は、帯域を使いすぎてネットワークを圧迫したり、逆にネットワーク負荷を抑えるために全体の品質を悪化させることがある。
しかしIC3は、通信環境を事前に調査・診断してチューニングすることが可能。映像・音声・画面共有の品質を細かく設定でき、ネットワークに余計な負荷をかけないようにして通信品質を確保する。
また、ディスカッション形式のWeb会議は、発言の際にお互いの声がぶつかり、音切れや音声遅延が発生しやすくなる。そうしたなかIC3は、無駄な音声データを削減する独自の処理技術で効率的なデータ転送を行い、多人数のディスカッションでも安定した品質を実現するという。
IC3の利用は1年単位の契約で、10端末を同時接続する場合のクラウドサービス初期費用は10万円~、年額費用は100万円~。