日本通信は2016年12月22日、水質等遠隔監視・制御システムで利用するモバイル専用線サービス「セキュア監視・制御SIM duo」を、水道事業を運営する地方公共団体および水道事業の委託会社向けに提供開始した。
水質等遠隔監視・制御システムは、水質を常時監視し、万が一異常が検出された場合にはただちに供給を止めるといった制御を行う。このシステムでは従来、固定専用線を利用していたが、より多くの箇所で遠隔監視・制御を行うために、日本通信は一部の地方公共団体および委託会社とともにモバイル専用線の導入を進めていたという。
今回発表されたセキュア監視・制御SIM duoは、その実績を踏まえたサービス。2つのモバイル専用線の冗長構成により、主回線に障害が発生してしまった場合、副回線に自動的に切り替わって通信を継続する。日本通信によれば、同サービスは「信頼性はありながら、固定専用線の約半額で利用できる」。