ドコモとファーウェイは、4.5GHz帯域を使用した5G大規模フィールドトライアルを実施し、平均11.29Gbpsの全ユーザ合計スループットと、ユーザー・プレーンにおいて片道0.5ミリ秒未満の超低遅延を実現したと発表した。
この実験は、横浜みなとみらい21地区で行われた。64個という多数のアンテナ素子を搭載した1つの基地局が、マクロセル環境で23台の受信端末と固定および移動環境を同時に通信することに成功したという。
その結果、24レイヤーで平均11.29Gbpsの全ユーザー合計スループットを記録したほか、周波数利用効率は最大79.82bps/Hz/cellを達成。また、5G NRの現時点での合意事項に準拠した新しいフレーム構造と無線インターフェース・パラメータ(numerology)を用いることで、ユーザー・プレーンでLTEの約10分の1に相当する片道0.5ミリ秒未満の低遅延を実現したという。
5G大規模フィールドトライアルの様子 |