IIJがセキュリティの新ブランド「wizSafe」、ビッグデータ解析基盤を新規構築

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2016年10月31日、セキュリティ事業の新ブランド「wizSafe(ウィズセーフ)」を発表した。新ブランドの下、ビッグデータ分析基盤の新規構築や新SOCの設立などを行い、セキュリティ事業をさらに強化していく。

IIJが立ち上げたセキュリティ事業の新ブランド「wizSafe」――。そのコンセプト「安全をあたりまえに」に込めた思いについて、同社セキュリティ本部長の齋藤衛氏はこう説明した。

「IIJに接続することで、セキュリティを意識しない安全なインターネットの世界を実現したい。現在はセキュリティのために追加投資するのが通常だが、将来はIIJの通信を選ぶと、品質としてセキュリティが入っているというのが目標だ」

IIJのセキュリティ事業の新ブランド「wizSafe」
IIJのセキュリティ事業の新ブランド「wizSafe」

また、代表取締役社長の勝栄二郎氏は、このタイミングで新ブランドを発表した背景について、次のように述べた。

「日本年金機構の事件を大きなきっかけに、セキュリティへのニーズは非常に高まっている。この流れを受けて、今年4月から独立した部署でセキュリティ事業に取り組んでいるが、その延長線上で新ブランドの立ち上げの話になった」

IIJ 代表取締役社長の勝栄二郎氏(右)とセキュリティ本部長の齋藤衛氏
IIJ 代表取締役社長の勝栄二郎氏(右)とセキュリティ本部長の齋藤衛氏

「人材」「システム」「体制・設備」を強化
IIJには、1994年の「ファイアウォールサービス」の開始以来、すでに22年におよぶセキュリティ事業の歴史があるが、新ブランドの下、さらなる強化を図っていく方針だ。

この日の説明会でまず言及されたのは、「人材」「システム」「体制・設備」の強化である。「人材」育成については、既存のセキュリティ人材のレベルアップをメインに取り組んでいくという。

セキュリティ事業強化の概要
セキュリティ事業強化の概要

「システム」に関しては、ビッグデータ解析のための新しい情報分析基盤が12月中旬に稼働開始する。従来は複数あった中小のシステムでバラバラに脅威情報を分析していたが、1カ所ですべて分析できるようにする。

「セキュリティに関する情報は膨大で、膨大な情報から結論を得る必要があるが、それを助けるシステムを新しく作る」(齋藤氏)

ビッグデータ解析のための情報分析基盤を構築
ビッグデータ解析のための情報分析基盤を構築

これにより例えば、DNSを活用した脅威サイトのブロックが実現可能になるという。悪意あるサイトのドメインやIPアドレス等のレピュテーション情報を活用し、ユーザーがそのサイトにアクセスしようとした際、自動でブロックする取り組みだ。

「体制・設備」においては、新しいセキュリティオペレーションセンター(SOC)を2017年3月にオープンする。広さは約400平米で、40人のアナリストを収容。「本音を言うと、ポイントはカッコよさ。働く人のインセンティブとして、カッコいいSOCにしようというのがコンセプト」と齋藤氏は語った。

新しいSOCの概要
新しいSOCの概要

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