NTTデータ先端技術は、NOKIAのベンチャー子会社Nuage Networksのネットワーク仮想化ソリューション(SDN)の取り扱いを開始したと発表した。従来のSDNソリューションとは異なり、特定のベンダー製品に依存しないため、SDN導入にともなう既存ネットワークへの変更を最小限に抑えることができるという。
Nuage Networksは、ユニアデックスも2016年8月から提供開始しているソリューション。異なる物理サーバー上の仮想スイッチをグループ化することで、L2ネットワークを仮想的に拡張する「オーバーレイ方式」を採用している。そのため、物理的なネットワーク構成に依存しないネットワーク仮想化が可能となる。
仮想化されたネットワークは、Nuageの統合管理ツールで一元的に管理できる。GUIでドラッグ&ドロップ操作をするだけで、ネットワークの設定変更が行える。
また、ネットワークを仮想化・一元管理することで、例えばファイアウォールなど、従来別々に管理されてきたオフィス、データセンター、WAN、クラウドといった環境のネットワーク製品を集約することが可能になる。これにより、機器導入コストや保守運用コストなどの削減にも貢献できるとNTTデータ先端技術は見ている。