ドイツテレコムとファーウェイは、ドイツ・ベルリン市内のLTEネットワーク上で技術デモを行い、1.2Gbpsのデータ通信速度を達成したと発表した。
この技術デモは、LTE Advanced Proに準拠し、スモールセル・ソリューションと一体化した従来の携帯基地局を活用して行われた。LTE Advanced Proとは、4Gから5Gへの橋渡し役となる4Gの拡張規格の総称だ。
今回の技術デモは、稼働中の通信ネットワークに4×4MIMOと5つの搬送波を束ねたキャリアアグリゲーションを実装することで実現したそうだ。送信基地局側を受信端末側ともに4×4MIMO技術に対応しているなど、全ての要素が揃えば1ユーザーあたりの最大通信速度は1Gbps超になり、セル内の通信容量も大幅な向上が見込めるという。