「テレマティクスは、大手自動車メーカーが何十億、もしかしたら何百億円という莫大な投資をしている分野。そこに圧倒的なコストとスピードメリットのあるソリューションをSAPは提供する」
コネクテッドカー向けのクラウドプラットフォーム「SAP Vehicle Insigts」「SAP Vehicles Network」をこのように紹介するのは、SAPジャパン バイスプレジデントの小寺健夫氏だ。
これらのプラットフォームは、同社のIoT向けPaaS「SAP HANA Cloud Platform(HCP)」上に構築されている。HCPにあらかじめ用意されている機能を利用するため、開発期間を短縮でき、莫大に必要だった開発コストを低減することが可能になる。さらにSAPならではの特徴として、「HCPのインメモリ技術によるリアルタイム処理」を小寺氏は挙げる。
SAP HANA Cloud PlatformはインメモリDBを搭載しているため、大量のセンサーデータをリアルタイムに解析できるという |