インターネットのモデルは、「人間中心のアクセスモデル」から「AIエージェントによる機械同士が会話する環境」へと根本的な転換期を迎えている――。
クラウドフレア・ジャパンが2026年4月16日に開催したメディア向けブリーフィングで、同社 Field CTO/CISOを務める乙部幸一朗氏はインターネットモデルのパラダイムシフトについて、そう述べた。

クラウドフレア・ジャパン Field CTO/CISOの乙部幸一朗氏
人間の利用を前提として設計・構築されたWeb、そしてクラウドインフラは、「突発的な高速処理」や「極めて短い待ち時間」といったAIエージェントの特性に最適化されていない。これに対応するためには、既存のクラウドインフラを再設計する必要があると同氏。AIエージェントに最適化された“エージェントレディネス”なWebおよびクラウドを実現するための最新技術について解説した。
AIエージェントはWebでどう振る舞うのか
AIエージェントは、Webやクラウドでどのように振る舞うのか。
検索やレストランの予約、ECサイトでの購買など、人間から与えられたタスクをより早くこなすため、AIエージェントは必要最小限のアプリケーション実行のみを求める。将来的に、このように振る舞うAIエージェントの数が爆発的に増える。
また、業務タスクを担うエージェントなら、人間に代わって社内の重要システムを含む様々なリソースにアクセスする。そのため、AIエージェントの安全な認証、アクセス制御、監査の仕組みが必要になると乙部氏は説明した。アクセスするシステムや情報が変わるたびに人間が認証操作等を行うのでは、非効率だからだ。「エージェントが社内システムにアクセスする際、安全に認証情報を渡し、権限を可視化・制御する仕組みが必要だ」

AIエージェントのためのインフラ要件
クラウドフレアは、こうしたAIエージェントの活動を支える技術を開発。4月14日に、AIエージェント向けインフラ、セキュリティ、開発者向けツールで構成される「Agent Cloud」を発表した。乙部氏は、その中核を成す機能を挙げながら、エージェントレディネスなWeb/クラウドの実現方法について説明した。







