TISは2016年3月17日、無線通信規格「EnOcean」対応のセンサーを、AWSのIoT向けマネージド型クラウドプラットフォーム「AWS IoT」と組み合わせて提供すると発表した。
EnOcean(エンオーシャン)は、光や温度、振動などの微弱なエネルギーを、電気エネルギーへと変換するエネルギーハーベスト技術を使用した無線通信規格だ。IoTにおいては電源の確保がよく課題に挙がるが、EnOceanは電池不要で利用できる。EnOceanの実導入で先行する欧州では、ビル・工場などの照明システムやセンサーネットワーク用途で、すでに40万棟以上の採用実績があるという。
TISでは、電池レス・配線レスのEnOceanセンサーにAWS IoTを組み合わせたIoTソリューションを製造業などを中心にしていく考えだ。
「EnOcean」と「AWS IoT」の連携イメージ