ケイ・オプティコムは2016年2月23日、mineoの法人契約にM2M/IoT向け新サービス「M2Mアクセス」を追加すると発表した。提供開始は3月1日から。
mineoの法人契約は、データ通信、音声通話、スマホ端末の中から必要な機能を自由に選んで利用できるもの。今回のM2Mアクセスでは、そのなかのデータ通信が利用できる。
M2Mアクセスには、「上り高速コース」と「夜間専用コース」の2つのコースがある。いずれもドコモのXiとFOMAを利用するプランと、auの4G LTEを利用するプランが用意されている。また、初期費用として契約事務手数料が1回線あたり3000円、提供される基本データ容量は月500MB。もし基本データ容量を使い切った場合は、パケットチャージをすることができる。
上り高速コースは、上りは速度制限がなく、下りは最大256kbpsで24時間通信可能。稼働状況の監視やリアルタイムデータ収集に適している。月額基本料金は500円(1回線あたり、以下同)、同一企業管理IDで2回線以上契約する複数回線割を適用すると450円になる。
夜間専用コースは、22時から6時までの夜間時間帯に利用が限定されており、速度制限はない。夜間のバッチ処理などによるデータ収集で活用できる。月額基本料金は350円、複数回線割では300円。
同社は今後、M2Mアクセスのコース追加や閉域接続オプション導入など、サービスを拡充することを予定しており、SIMカード以外にもM2Mルータ、IoTゲートウェイ、専用プラットフォームなどの開発やアライアンスを進めていくという。