日本ヒューレット・パッカードは2016年2月18日、通信事業者向けの新ソリューション「HPE Service Director」を発表した。
HPE Service Directorは、物理的なネットワークと仮想的なネットワークが共存するハイブリッドなNFV環境の管理を支援するソリューションだ。通信事業者は、NFVの導入環境における物理環境と仮想環境の両方のサービスをシームレスに管理でき、運用サポートシステム(OSS)の自動化が可能になるという。
「今日、通信事業者におけるOSSはサイロ化しており、新サービスの導入にあたっての選択肢が制限され、NFV化へのプロセスを成功させる上で大きな課題となっている。当社のHPE Service DirectorというOSSに対するアプローチは、よりダイナミックなサービスモデルで通信事業者のNFVへの変革を支援し、サービス全体のアジリティを大幅に向上させる」とヒューレット パッカード エンタープライズ(HPE) 通信・メディアソリューションズ担当バイスプレジデントであるデビッド・スライター氏はコメントしている。
HPE Service Directorは、アシュアランス(サービス保障)やフルフィルメント(サービス展開)の業務をクローズドループで自動化する機能や、通信事業者が提供する様々なサービスの相互関連性や動作状況を管理できる機能などを搭載。2016年前半に全世界で提供開始される予定だ。