NTTコミュニケーションズは2015年9月30日、「Arcstar Universal One イーサネット専用線 フレキシブルイーサ」の提供を開始した。SDN技術の活用により、国内の専用線としては初めて、ユーザー自身で手軽かつ迅速に帯域変更および経路変更が可能なサービスを実現したという。
Arcstar Universal One イーサネット専用線 フレキシブルイーサは、完全帯域保証型のイーサネット専用線サービス。ポータルサイトまたはAPIから、ユーザー自身でネットワークの変更が行える。例えば、帯域変更なら約10分、経路変更なら約15分で変更が可能だという。従来は、帯域変更には約30営業日が必要だった。
帯域変更は、契約帯域100M~1Gまでの場合は100M単位、契約帯域1G~10Gまでは1G単位で行うことが可能。利用料金は、増速した帯域に応じた日割合算になる。例えば、データセンター間でのバックアップ/マイグレーション時や、ECサイトにおけるセール期など、一定期間だけ帯域を増やしたいときに有効だという。
帯域変更機能のイメージ
また、経路変更機能は、BCP(事業継続計画)に貢献する。特にシングル構成の回線を利用しているユーザーの場合、障害があった回線の復旧を待つことなく、別回線に切り替えることで通信を回復できるメリットがあるという。
経路変更機能のイメージ(ルートは一例)