フォーステン・ネットワークスは2010年7月27日、トップ・オブ・ラック(ToR)スイッチ「S60」を発表した。48のGbEポートと最大4つの10GbEアップリンクオプションを1つのラックユニットに搭載する。
フォーステンではS60について、ダイナミックな仮想データセンター環境向けに開発された初のスイッチだとしている。1台の物理サーバー上で多数の仮想サーバーが稼動する環境では、そのぶん発生するトラフィックも増大するが、同社によればS60のバッファリング容量は主な競合製品の約80倍。1.25GBのディープ・パケット・バッファにより、バーストトラフィック発生時の輻輳を軽減できるという。
また、S60は「ジャンプスタート」ベアメタルオートコンフィギュレーション機能を新搭載した。これは、ToRスイッチの最初の起動時に、集中管理データベースから自動的にスイッチの設定が行われる機能。ユーザーはスイッチのプロビジョニングを簡略化できるという。
このほか、ラックスペースを有効活用できるよう、最大12ユニットを縦にも横にもスタックできるアーキテクチャを採用するなどの特徴をS60は有している。
フォーステン・ネットワークスの仮想データセンター向けToRスイッチ「S60」 |