『リビング新聞』や『あんふぁん』など、女性向けの地域密着型フリーペーパーを発行しているリビング新聞グループ。総発行部数が1000万部を超える世界最大級のフリーペーパー発行企業だ。しかし、これはリビング新聞グループの1つの側面にすぎない。
グループ全体の情報システムを統括するサンケイリビング新聞社 管理局 情報システム部 部長の高野浩明氏はこう話す。
「フリーペーパーを発行している媒体社と思われがちですが、メディアだけではなく、イベント、プロモーション、リサーチ、コンサルティングと多角的な活動を行っています。リビング新聞グループは、女性の生活者との距離を縮めたい企業様のお手伝いをする“総合女性マーケティング企業”なのです」
例えば、地域に根差したフリーマーケットを開催し、フリーペーパーと連動しながら、その地域の女性と企業をつなぐなど、立体的なマーケティング施策をクライアント企業に提供しているという。
サンケイリビング新聞社 管理局 情報システム部 部長 高野浩明氏 |
そのリビング新聞グループは今年4月、KDDIの広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」(以下、WVS 2)を導入した。すごいのは、これにより手にした効果だ。ネットワークパフォーマンスのさらなる向上のみならず、年間数百万円ものコスト効果を得ている。