NECのビジネスホン「Aspire X」が機能強化――ラック実装スペースを最大85%削減

NECとNECインフロンティアは2010年7月21日、中小規模事業所向けIP対応ビジネスホン「UNIVERGE Aspire X」の機能強化を実施、同日から販売活動を開始した。

今回の機能強化のポイントはまず、標準の19インチランクに搭載可能な主装置「19インチモジュール」の追加だ。従来から提供されていた基本モジュールが縦置き設置だったのに対し、約2倍のユニット積載容量を持つ19インチモジュールは横置き設置が可能。ラック実装スペースを従来比で最大約85%削減可能だという。

また、対応電話機のラインナップも拡充された。大画面IP電話機「DT750」、デジレスデジタル多機能電話機、デジレスIP多機能電話機に新たに対応している。なお、デジレス電話機とは、ラインキーの名称や通話の状態をソフトウェアによってLCDに表示させる構造の電話機のこと。

さらに、Aspire X独自のFMC機能である「AXモバイルリンク」も強化。新機能「携帯コールバック機能」により、携帯電話を内線端末として利用する際の操作性をさらに向上させたほか、個人所有の携帯電話の業務利用もやり易くなっているという。

Aspire X
19インチモジュールのサーバーラック搭載イメージ(出典:NEC/NECインフロンティア)

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