京都府において急速充電スタンドの実証実験を行っている兼松コミュニケーションズ。ワイヤレスジャパンの兼松ブースでは、兼松が販売する光岡自動車のEV「雷駆(ライク)」を展示するとともに、EVタクシー・レンタカーによる“観光パッケージ”の開発に向けた同社の取り組みを紹介している。
京都府における急速充電スタンドの実証実験においては、急速充電器を京都市内に設置するとともに、充電器利用の際の認証・課金、携帯端末への充電器位置情報の配信、予約制御システムの開発などをおこなっているという。
光岡自動車ののEV「雷駆(ライク)」と、通信制御ボックス付き普通充電器。普通充電器は充電に時間はかかるものの、家庭などへの設置も検討されている普及モデルの位置付け(クリックして拡大) |
京都というロケーションを生かし、観光客向けの情報提供を組み合わせたサービスの開発も進めている。タクシーの配車システムを応用して、EVタクシー・レンタカーの位置情報と充電器設置場所の位置情報を管理。また、車内にiPadをおき、乗客に周辺の観光情報を配信するなどのサービスを検討中という。
また、iPadのようなモバイル端末の利用はそれだけではない。EVの充電にはある程度の時間がかかるため、充電スタンドの混雑、待ち時間の長期化を回避する手立てが必要になるが、社内のiPadから予約状況の確認、予約申し込みができるようにすることで、利便性が高めらるという。
社内にiPadをおき、乗客向けに周辺観光情報を配信。また、充電スタンドの使用状況を確認したり、予約申込みにも使える(クリックして拡大) |