FCNTは2026年8月18日、スマートフォンの新製品「arrows Alpha2」の商品戦略発表会を開催した。arrows Alpha2は「手が届くハイエンド」をコンセプトとし、オープン市場向け市場想定価格は8GB RAM/256GB ROMモデルが9万4900円、12GB RAM/512GB ROMモデルが11万8800円(いずれも税込)。8月27日より販売する。

「手が届くハイエンド」をコンセプトに、10万円前後の市場価格に
「根底から揺るがすほどのインパクト」
「スマートフォンメーカーが今、直面しているのが、AI需要の拡大によるメモリ価格の高騰だ。これはAI新時代のニューノーマルと考えているが、この変化に私たちは大きな危機感を持っている。AIは本来、誰もがその恩恵を受けられるテクノロジーであるべきだが、現実にはAIを活用するためのハブとなるスマートフォンの価格は今後ますます上昇していくからだ」
FCNT 統合マーケティング戦略本部 本部長の外谷一磨氏は、メモリ価格の高騰を受け、arrows Alpha2の開発は大きなチャレンジになったと説明した。

(左から)FCNT 統合マーケティング戦略本部 マーケティング統括部 担当部長 高橋知彦氏、統合マーケティング戦略本部 本部長 外谷一磨氏、代表取締役社長 桑山泰明氏、統合マーケティング戦略本部 マーケティング統括部 副統括部長 正能由紀氏
arrows Alpha2は、2023年にレノボ傘下となったFCNTが昨年、久々に投入したハイエンドモデル「arrows Alpha」の後継機である。arrows Alphaは「手が届くハイエンド」をコンセプトに、市場価格を8万円台に抑えた。
「今さら、arrowsのハイエンドモデルなんか通用するのか」――。当初はこんな声も多く聞こえたというが、オープン市場×販売価格8万円以上のAndroidスマートフォンにおいて出荷台数第1位を記録(MM総研調べ、2025年7月~2026年6月実績)。
「非常に素晴らしい結果を残すことができた。『手が届くハイエンド』というマーケットを新しく作れているという手応えを強く感じている」と外谷氏は語ったが、そうしたなか起こったのが、メモリ価格の急激な値上がりである。「このビッグウェーブは、Alpha2の企画そのものを根底から揺るがすほどのインパクトを持っていた」









