米国国防総省が定めた11項目の耐久試験をクリアしたTORQUE
今年7月25日に発売されたTORQUEは、KDDIが「最強」とうたうAndroidスマートフォンだ。KDDIのスマートフォンでは初めて、米国国防総省が定める耐久試験「MIL-STD-810G」を11項目もクリアしている。
KDDIのタフネススマートフォン「TORQUE」(京セラ製)。堅牢性はもちろん、ハードな現場での利用を想定した操作性の良さも大きな魅力。グローブを着用した状態や、画面が濡れた状態でも操作できる |
TORQUEはどれくらいタフなのか――。まず耐衝撃性については、端末をバンパーで端末を包み込み、衝撃からガード。また、ディスプレイにも新素材の特殊ガラス「DragontrailX」を採用し、高さ約1.22mから26方向でラワン材の合板に落下させる試験に耐えた。
「社員からは、『もう3回も落としたけど、全然大丈夫だった』といった声も届いています」と管理本部 総務グループ 係長の渋谷武範氏は話す。
コーンズ・エージー 管理本部 総務グループ 係長 渋谷武範氏 |
また、ある社員が落としたのは、牛ふんの上だった。しかし、TORQUEは30分間にわたる降雨や浸水試験に耐えるなど、防水性能も抜群。だから、「そのまま水洗いして、普通に使えています」とのことだ。
このほか、TORQUEは防塵、耐振動、耐日射、防湿、高温・低温耐久、低圧対応、塩水耐久でも、米国国防総省が定めた厳しい試験をクリアしている。
「以前はフィーチャーフォンを社員に貸与していましたが、落下や水没などによる故障が月1~2件は発生していました。しかしTORQUEでは、導入からまだ1か月半ですが、一度もそうした故障が起こっていません」(渋谷氏)
各拠点からお客様の牧場までは、車で1~2時間かかるのも普通だ。また、酪農は365日休みのない仕事なため、交代制で24時間365日のサポート体制を敷いている。
こうした同社の業務環境にとって、携帯電話の役割はきわめて重要だ。携帯電話が壊れ、代替機が届くまで携帯電話によるコミュニケーションが行えないとなると、業務に大きな支障が出る。
非常にタフで壊れにくいTORQUEの導入によって、同社は大いなる安心を手に入れたのだ。