SPECIAL TOPICデータ基盤とデジタルツインが支えるAI時代の自律型ネットワーク運用

ネットワーク運用の自律化をより高いレベルへ引き上げるには、AIの活用が欠かせない。だが、通信事業者にとって大きな懸念は、AIの判断プロセスの不透明性や誤判断のリスクだ。コマーチの次世代OSSは、AIが参照するデータを整えるデータファブリックと、現実のネットワークの構造を仮想的に再現するデジタルツインを中核に、こうした課題を解決する。

進化したOSSアーキテクチャがマルチベンダー環境を自律化

コマーチでは、ネットワークがレベル5相当の完全な自律性を獲得するために必要な要素を5つの「コア・ピラー(柱)」として整理している(図表2)。AIエージェントを中心に、盤石なデータ基盤、安全な検証環境、AIガバナンス、外部システムや他社エージェントと連携するインターフェースが組み合わさってこそ、複雑で広大なネットワークを自律的に運用できる。

図表2 「完全なる自律性」を実現するための5つのコア・ピラー

図表2 「完全なる自律性」を実現するための5つのコア・ピラー

同社 カントリーマネージャーのウカシュ・ゼズラク氏は、「OSSがブラックボックス化しないよう、こうしたアーキテクチャを提供しています。これらすべてが統合された時、レガシーシステムは次世代の『自律型ネットワーク』へと進化します」と話す。コマーチのOSSは、外部システムや他社エージェントとの連携を前提に設計され、MCPサーバーやAPIインターフェースを備える。これにより、複数ドメインや複数ベンダーのAIエージェントを統合する「インテリジェンスレイヤー」として機能する。OSSが持つ知識を外部システムやエージェントと共有することも想定しており、自律化やオーケストレーションの高度化を図りつつ、マルチベンダー環境におけるエンドツーエンドの運用を実現する基盤となる。

Comarch SA. VP Business Growth& Strategy APAC/コマーチ(株)カントリーマネージャー ウカシュ・ゼズラク氏

Comarch SA. VP Business Growth& Strategy APAC/コマーチ(株)カントリーマネージャー ウカシュ・ゼズラク氏

「お客様とのパートナーシップをより深め、開発を進めていきます」と小出氏。通信事業者の課題をくみ取りながらOSSを進化させるコマーチは、完全自律型ネットワークの実現を後押しする心強い伴走者となる。

<お問い合わせ先>
コマーチ株式会社
E-mail:info@comarchcommunications.com

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