日本航空(JAL)と野村総合研究所(NRI)は2014年7月14日、iBeaconとウェアラブルデバイスを活用した実証実験を行う発表した。
iBeaconは、搭乗ゲート担当のJALスタッフの所在・配置状況を遠隔地からリアルタイムに把握するのに活用する。羽田空港第1旅客ターミナルビルの各搭乗ゲートにビーコンを設置。ビーコンが発する電波を、スタッフが持つスマートフォンが受信することで、遠隔地にいるデスク担当者がスタッフの位置を把握できる。これにより、顧客へのスピーディな対応と、より効率的なスタッフ配置が実現するという。
位置情報を見てコントロールするデスク担当者 | ゲートに設置されるiBeacon |
また、ウェアラブルデバイスについては、スタッフがスマートウォッチを装着。携帯情報機器や無線機を取り出すことなく、業務に必要な情報の入手や共有を行える環境を整える。実証実験では、NTTドコモの提供するGALAXY Gear2に加えて、ウェアラブルデバイス向けの拡張版Android OS「Android Wear」を搭載した「LG G Watch」も用いるという。実証実験は7月16日から約1カ月間にわたり行われる予定だ。
スマートウォッチを装着するスタッフ |