KDDIがLTE高速化技術「キャリアアグリゲーション」を一番乗りで導入した理由とは?

KDDIは新技術キャリアアグリゲーション(CA)を活用し、下り150MbpsのLTEサービスを提供し始めた。国内の携帯電話事業者でCAを導入したのはKDDIが初。一番乗りでCAを導入した背景には、同社の周波数事情もある。

ドコモは年度内にCAで225Mbps実現へ

他の携帯電話事業者もCAの導入に動き出している。

ソフトバンクは5月7日の決算説明会で孫正義社長がこの夏に見込まれる900MHz帯へのLTEの導入後、時間をおかずにCAを導入する考えを示した。ソフトバンクは2.1GHz帯と900MHz帯のそれぞれ10MHz幅を利用し、150Mbpsサービスを提供しようとしているようだ。

NTTドコモも4月25日の決算発表会見で2014年度中にCAによる下り最大225Mbpsの高速データ通信サービスを導入する方針を明らかにしている。これは1.5GHz帯と2.1GHz帯、各15MHz幅を組み合わせて提供される。CAの実用化でLTEの高速化競争に拍車がかかりそうだ。

月刊テレコミュニケーション2014年6月号から一部再編集のうえ転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

RELATED ARTICLE関連記事

SPECIAL TOPICスペシャルトピック

スペシャルトピック一覧

FEATURE特集

NEW ARTICLES新着記事

記事一覧

WHITE PAPERホワイトペーパー

ホワイトペーパー一覧
×
無料会員登録

無料会員登録をすると、本サイトのすべての記事を閲覧いただけます。
また、最新記事やイベント・セミナーの情報など、ビジネスに役立つ情報を掲載したメールマガジンをお届けいたします。