IoT×AIで有効成分の増加、収穫期間の短縮目指す
水槽内には水温・EC(電気伝導度)・pH(水素イオン濃度指数)を計測するセンサーを、オタネニンジンの栽培スペースには温湿度やCO2濃度を測定するセンサーを設置。各種センサーから取得したデータをAIで分析し、有効成分の増加や収穫期間の短縮につなげていきたいという。

IoT×AIで有効成分の増加、収穫期間の短縮目指す
NTT東日本の研究・共創拠点「NTTe-City Labo(NTT中央研修センタ)」には、アクアポニックスの実証フィールド「Aquaponics Lab」を新設し、オタネニンジンの栽培を行っている。水槽内には錦鯉が飼育されており、その排泄物をバクテリアが植物の栄養分へと変換することで、オタネニンジンの生育を支えている。

アクアポニックスの実証フィールド「Aquaponics Lab」
アクアポニックスとICT技術を活用することで、従来の栽培方法と比べてオタネニンジンの根や茎の生育が促進される見込みだという。
オタネニンジンの世界生産量は約740万トンにのぼるが、日本国内では需要の約99%を輸入に依存しているという。オタネニンジンは滋養強壮や疲労回復に加え、「血液改善や美容、冷え対策などの効果が期待されており、世界市場は300億円規模とされている。国内栽培を拡大できれば、大きなビジネスチャンスになる」と佐藤氏は力を込めた。
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