NECが中期経営計画「AI社会実装と新たな安全保障を強みに成長実現」

NECは2026年5月12日、「2030中期経営計画」を発表した。2025年度比で営業利益の倍増を目指す。AI産業革命と地政学的緊張という2つのパラダイムシフトを成長機会と捉え、ITサービスと社会インフラの掛け合わせで価値創出を図る方針だ。

経済安全保障で「第3の選択肢」狙う

もう1つの地政学的緊張については、「世界において分断化が加速する中、日本が米中に次ぐ第3の選択肢になる可能性も出てきている」と述べ、防衛はもちろん、サイバーセキュリティ、海底ケーブル、宇宙など、経済安全保障に関わる事業機会が幅広く拡大していくとした。

これら事業を担う社会インフラのセグメントについては、売上収益はCAGR3~5%、2030年度のNon-GAAP営業利益率は10%台後半を計画する。

社会インフラの中期経営計画

社会インフラの中期経営計画

テレコムは営業利益率10%台後半プラスα

通信事業者向け事業のテレコムサービスの2030年度目標については、売上収益はCAGR3~5%、Non-GAAP営業利益率は10%台後半に設定した。2025年度の営業利益率は7.4%だった。

「今回の数字には入っていないが、(2025年10月に買収を発表した)CSGもここにプラスαされる。だから実際にはもっと高くなる。CSGの売上は約1800億円で利益が大体300億円なので、すでに(営業利益率は)10%台後半にある」

なお、従来、社会インフラに分類されていたテレコムサービスの事業のうち、NetcrackerやCSG SystemsなどBSS/OSS系の事業は、今年度よりITサービスのセグメントに移る。今回の中期経営計画では、長期経営目標として海外利益比率50%も掲げたが、この目標達成においてもNetCrackerやCSGが大きな軸の1つになるという。

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