【ワイヤレスジャパン】M2Mサービスの各種事例・デモを体感! ―― NTTコムブース

東京ビッグサイトで開催中の「ワイヤレスジャパン2014」における重要なテーマの1つが、M2M/IoTだ。関連製品・サービスが多数展示されているなかでも特に注目なのが、低コストに利用できるM2M/IoT向けの無線通信サービスを提供するNTTコミュニケーションズのブース。同社のパートナーが集まり、M2M/IoTサービスの実例をデモを交えて展示している。

そのうち一部を紹介しよう。
1つ目が、高齢者見守りサービス「絆-MOE」。M2Mテクノロジーズ(和歌山市)が自治体等に向けて提供しているものだ。子供世代と離れて暮らす高齢者世帯に、人感センサーやボタン通報器(写真)を設置、遠隔から情報を確認することはもちろん、緊急ボタンが押されたときや、一定時間動きがない場合などには、コールセンターから電話をかけて安否を確認する。合わせて、離れて暮らす家族への連絡も行う。すでに自治体への導入実績を積み重ねているほか、個人で加入するケースも増えているという。

 

左がボタン通報器、右が人感センサー。920MHz帯近距離無線で下のルーターと通信し、データをクラウドに送る

ユニークなのは、通報器のボタン押下時のリアクションをさまざまにカスタマイズできることだ。例えば「ごようきき」ボタンを押すと、オペレーターから電話がかかり、必要な食料品や日常品のオーダーを伝えて、その地域の食料品店等から品物が届く――、そうした生活支援サービスを提供するプラットフォームとしても活用できる。

2つ目は、日本システムウェアが提供しているM2Mプラットフォーム「Toami」。M2Mプラットフォームとは、M2Mサービスを行う際に必要な共通機能(デバイス管理や認証・制御、データ収集・蓄積)をクラウド型で利用できるもの。この活用例例として、気象センサーを用いた温湿度遠隔監視や業務用車両の遠隔管理など、複数のデモを展示している。

下の写真は、ビール製造業者のM2M活用例で、配送用トラックの運行状況をリアルタイムに把握できる。そのほか、製造ラインの監視・制御など、様々な活用例をみることができる。

 

配送トラックの現在位置などの状況を把握できる。こうした画面をモジュールを組み合わせて簡単に作れるのも「Toami」の特徴

このほかにもNTTコムブースには、ユーピーアールの遠隔監視制御システム「なんモニ」など、複数のM2M活用例が集まっている。

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