NECのAspire UXがUC機能を強化、プレゼンス表示がサーバーレスで可能に

NECとNECインフロンティアは2014年1月22日、中小規模事業所向けの電話システム「UNIVERGE Aspire UX」の機能強化を発表した。ユニファイドコミュニケーション(UC)機能が強化される。

1つめの強化点は、プレゼンス表示やチャットなどの機能をサーバーレスで実現する「デスクトップコミュニケータUC100」のリリースだ。プレゼンス表示やチャットなどの実現にはサーバー追加が必要になる製品が多いが、Aspire UXのみのワンボックスで可能だという。

「デスクトップコミュニケータUC100」の画面例
「デスクトップコミュニケータUC100」の画面例

また、スマートフォン連携オプション「BCAユニット」もリリースする。これは、多機能電話機の底面に装着するオプションユニット。これにより、スマートフォンへの着信を多機能電話機で応答したり、多機能電話機で行っていた通話をスマートフォンに切り替えたりできる。さらに、SIP対応ビデオ通話端末によるビデオ通話機能も強化。これまで2拠点のみに対応していたが、MCU不要で最大4拠点まで拡張される。

機能強化されたAspire UXの出荷開始日は2月5日で、想定システム価格は従来通りの56万4000円(IP電話サービス4回線、12ボタンデジタル多機能電話機8台、スマートフォン接続用ライセンス4台分)。既存ユーザーも、必要機器の追加やソフトウェアアップデートなどにより新機能を利用できる。

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